幕間 intermission

 研修一か月を過ぎ、指導係に呼ばれ、退職を促された。(雇用の)出入りが激しく決して続けたい仕事でもないので、相手の希望通り辞めたわけだ。

 もし今警察の世話になって調書を取るなら、「無職」と書かねばならないことになる。
あそこでは記録に 平成23年10月9日 元号を用いねばならず、被害を受けた場合でも、その前後に人と会ったか? キスをしたか? など、関係ないことを根ほり葉ほり訊かれる。

 そんな記憶があっても、世界は断片ではないし、世の中を悲観するわけではない。

 年下の男への妄執を綴った小説を読んでみて、こんなに長いこと妄執が続くなんて考えられないと思う。私が4年ばかり関係していた男性とは、確かに依存するかされるかであったものの、最後の方にはもし遠く離れた場所で死ぬようなことがあっても、ある種互いに信頼し理解しているので満足だろうと思った。彼のために疲弊することにさんざ飽きただけなのかもしれないけれど。


 気候がいいせいか、家で食事をするとやたら眠くなる。 今日はまた、トマトソースのスープで煮込んだロールキャベツに米を入れたものだ。

 彼はもう女性に関していい思いをすることはないのだろう。

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by boushiseijin | 2011-10-09 18:42 | from tokio