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『アナと雪の女王』、『8月の家族たち』、『それでも夜は明ける』雑感

 私の趣味の一つは映画鑑賞で、現実逃避や涙活を目的としたりしなかったりで、映画を観に行くわけです。

 ここ最近観たのはこの3つ

 『アナと雪の女王』、『8月の家族たち』、『それでも夜は明ける』

 『それでも夜は明ける』は、いい映画でしたが、まあ予想通り。観ていてすご~く辛くなりました008.gif権利とは、正義とは、人間とは… 宗教の問題にそこまで踏み込んでいなかったのは、少し残念。

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 『8月の家族たち』は、メリル・ストリープにジュリア・ロバーツ、サム・シェパード、ベネディクト・カンバーバッチ、ユアン・マクレガー、アビゲイル・ブレスリンほか、役者が揃った、テネシー・ウィリアムズの戯曲を思わせる見事な台詞劇。 と思ったら、原作は同名(August)の戯曲。アメリカ近代史や地理の知識があれば、もっと楽しめそう。

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 やはり特筆すべきは、『アナと雪の女王』。アカデミー賞受賞も納得の美しい映像、大人もうならせる展開。 自分だけの世界から、親族、他者とのつながり、自己理解、開国。王権神授説や服飾、建築、世界史学びなおしたいな~ アタマノフの『雪の女王』の影響も少なからず受けてるのかな。今も昔も女王は大変。 存命中の女王としては最も有名であろう、イギリス女王が頭に浮かびました。 庶民とは別世界を描いているのに、女性の自立や大人への一歩、不可避な選択といった問題が盛り込まれていて、物語の構造やシナリオを学ぶにもよいでしょう。
 日本の『かぐや姫の物語』は、女御入内を拒む女性の話でしたが、アナと雪の女王は、王権が自分にある立場。東西や国ごとの比較、古代~近代国民国家を学生時代にちゃんと学ぶべきだったな。て、今学べばいいんですけど…

 美しく聡明で優しい女王に勇気をもらいました。女性はもっと誇りを持っていいのだ、と…
 女性による女性のための映画? と感じましたが、若い(10代の)男性も絶賛とあり、希望が持てます016.gif

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by boushiseijin | 2014-05-08 14:20